毎日の診療で気付いたこと

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朝一番、マルチブラケット撤去

朝、1番の患者さんは14歳男子だった。11歳からプレートで上顎前突の治療をしてきた。その過程で下顎にマルチブラケットを部分的に適用してきた。

再検査をしてみると、口元の突出、口唇閉鎖からへ抜歯ケースにした方がよいと考えたが、希望により非抜歯で治療を行うことにした。

本格的なマルチブラケットによる治療は昨年の8月から行ってきた。

非抜歯では後方の歯、下顎第2大臼歯が出てくるのに無理があり、傾斜捻転して出てきた。それらの配列に時間がかかった。

しかし、Ⅱ級ゴムの使用には協力的で、非抜歯ながらオーバージェットの改善は、短期間で完了した。

今日はマルチブラケットの治療を続けるつもりで予約を取っていたが、診ると左下第2大臼歯の接着したチューブが脱離している。

にもかかわらず、その歯も他の歯列咬合も装置撤去の条件を満たしている。

通常は装置撤去の2回ほど前から撤去を予告し、はずす時は十分な時間をとって、撤去時資料を採ったりやリテーナーの製作、装着も行うっている。

今日は土曜日で予約もつまっているが、昼前に少し時間が空いているので、治療時間がかかっても良ければという条件で、今日装置を撤去することにした。

しかし、思ったより時間がかからず、他の診療の流れも乱さずに一通りの治療を終えることができた。

歯列模型だけからみれば、かなり改善し、希望通り抜歯をしていないので患者さん側にも満足してもらえるのだが、これでいいのかなと少し疑問をもつ。

治療について

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