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1歯の反対咬合

昨年9月、1歯だけがクロスバイトの12歳男子が来院した。

骨格的にも問題なさそうだし、唇側に出すスペースもある。こんな場合には、本格的な矯正治療にせず、簡単な検査のみで低料金で短期間の治療を目指して始める。

早速、リンガルアーチを作り、右上中切歯の唇側移動を始めた。

被蓋はとても深いわけでもなかったが、目標の3回の処置では治らなかった。

そこで先月スライディングプレートを装着して咬合の干渉を防ぎ、唇側傾斜を促した。

今日は、補助弾線が歯肉に食い込んだため急患で来院されたのだが、装着後3週間でその装置の目的は果たされていた。

今日はリンガルアーチを調製し、スライディングプレートの使用の中止を決定して、来週来院処置予定分の治療をして1ヶ月後の予約をとった。

予定通りだが、今から思うともっと早くスライディングプレートを使っていればもう少し早めに被蓋改善ができていたかもしれない。

治療について

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