毎日の診療で気付いたこと

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おなかの大きい矯正患者

きょうは2人に妊婦の矯正治療をした。

31年前の開業当時にはとても考えられられなかったことだ。

それだけ矯正治療が大人の治療になってきたということだろう。

一般的には矯正治療と妊娠は並行してはいけないことでもないだろうが、口腔内の環境が悪化しやすい時期なので、あまり矯正装置をつけておきたくない。

今までにもそのようなケースを何例も行っているが、ほとんどの場合、特に悪くなることもなくとなく装置をはずすことができた。

しかし1例だけ歯周の状態が悪化して、矯正治療の継続を断念したことがあった。そのケースは、出産後、歯周組織が安定してから再度、装置を付け直して仕上げた。

結果的には歯周は回復していて問題はなかったが、そのときはかなり心配した。

そのような経験から、初診時には矯正治療と妊娠は並行しないほうが良いと説明している。

しかしマルチブラケットでの治療中に妊娠した場合には、なるべく早く終わるように治療を進めるようにしている。

現代はそんなものかと現状に対応するようにしている。

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