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先天欠如歯の十数年後

今日の新患相談は、下顎両側第2小臼歯の先天欠如と思われる35歳の男性だった。

その歯が交換する第2乳臼歯はすでになかった。 そうなると、ほどよく残りの歯がばらけて、うまく並んでいるようにも見える。

しかし、歯が足りないわけなので、ところどころに隙間が残る。下顎前歯にも気になるくらいの隙間がある。

診断前だが正しいかみ合わせにして、隙間をなくす方法の概略の説明をした。

足りない歯の部分の隙間を空けてその部を補綴するか、または上顎も2本抜いて叢生の改善と咬合の確立をを行うかどちらかであろう。

どちらかというと矯正専門の私は補綴に頼らない後者を選びたいほうだ。

スペースを空ければ、最近ではそこにインプラントなのかもしれない。

しかし、まだインプラントが最善なのか私にはわからない。費用についても矯正治療費に加えて、それ以上の額がかかるのかもしれない。

そのような説明をした。どうやら抜歯して矯正のみで解決する方向に考えたようだ。

でも、患者さんが帰った後、このままでは絶対にいけないのだろうかと自分に問いかけてしまった。

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