毎日の診療で気付いたこと

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姉妹異なる形態

午前に姉妹を一緒に診断した。

この姉妹には10年以上前に混合歯列期から永久歯まで治療を行い保定になってこなくなってしまった兄がいる。

姉は17歳、妹は14歳だが骨格系が全く違う。姉は中顔面部陥凹、下顔面高大のⅢ級傾向、妹は上唇が出ているⅡ級傾向であった。

口腔内もバイトが浅く、臼歯関係はⅢ級の姉、バイトが深く臼歯関係はⅡ級の妹であった。

どちらも主訴は叢生であったことは共通だった。

兄は妹と似ていて、母親は姉のような顔つきだった。一般に兄弟姉妹は顔つき、咬合、歯の大きさなど似ていると感じている。それなのにどうしたものだろうか。

その結果、姉は上顎第2小臼歯、下顎第一小臼歯、妹は上顎第一小臼歯、下顎第2小臼歯の抜歯と、違った治療方針となった。

さらに母親から、スマートフォンに写った兄の後戻り写真を見せられ、相談された。

もちろんやる気があれば低料金で再治療しますと答えた。3人が通ってくることになるのだろうか。

治療について

 

 

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