毎日の診療で気付いたこと

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長期ジャンピングプレート使用

1996年初診、その時の年齢9歳に女子。現在25歳の患者さんが今日1年リコールで来院された。

ケースの特徴は開咬、下顎後退、著しい口唇閉鎖不全だった。難しい症例だ。

初期にはバイオネーター、クリブ付プレート、スクリュープレートなど使用している。

ブラケットも付けて前歯部にjゴムを使用している。

MFT、バイトポンプ、リップトレーサーなどともカルテに書いてある。

そして永久歯列になり上下左右の第一小臼歯を抜歯してマルチブラケットによる治療を行っている。

1年9か月ほどではずしているが、オーバージェット、オーバーバイトは治し切れず保定にバイオネーターを使っている。

その後クリブ付プレー、パタカラとも書いてある。

とにかく苦戦した症例だという記憶は残っている。

その後、気休め程度にジャンピングプレートの夜間使用としていた。

保定開始ご12年の歳月が流れた。その間、夜間使用をしっかり継続し年1度の定期検診に来てくれた。

6年目くらいからは咬合安定と書いてあり、10年目からは良好と書いてある。

今日も良好の評価でよいと思った。

このことから矯正治療は患者さんの良い協力と長期の継続的な治療、観察が良い結果をもたらすものではないかと考えるようになった。

治療について

 

 

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