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非抜歯で仕上げる

昨年12月より矯正治療を始めた11歳男子が来院した、。上顎前突で軽度の叢生を伴うケースだ。

診断では、非抜歯でいけるとみて、上下顎歯列の側方拡大を、ポーター、バイヘリックスで行った。

その後、マルチブラケットを上顎につけ、続いて下顎にも装着してレべリングを行っていった。

そのようなケースの場合には、時あるごとに口元は気になりませんかと聞いておく。

装置装着後、半年近くが経ちレべリングもある程度進んできて、仕上がりの口元の状況がみえてきた。

これでは、私の感覚では抜歯に切り替えたほうが良いのではないかと考えるようになった。

そして、口元に対して尋ねる口調が抜歯を勧めるような感じになっていった。

その結果、両親は抜歯について了解した。しかし患者さん本人がどうしても抜歯を承諾しない。

結局、今日、非抜歯のまま仕上げることで決定した。

この上は速く仕上げて、その結果、施術料が低料金ですむ(当院の施術料は期間に関係する)ようにこれから進めていくつもりでいる。

そして、将来、口元が気になった時には抜歯も理解してくれる年齢になっていることだろう。その時またしっかり対応しよう。

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