毎日の診療で気付いたこと

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矯正治療の終了

夏休みは矯正治療の終了をきめる患者さんが多い。

それは、1年リコールが多いからだ。大学へ行き、夏休みに戻ってくる、その時に保定の検診をする。

ここでよくあるパターンが、患者さんがリテーナーを半年以上使っていないという。

それに対して私が、現在の歯並び咬みあわせに対して気になることは?との質問する。

患者さんが「特にない。」と言う。

「それじゃ終わりにしよう。」と私が言う。

動的治療を終えたとき。リテーナーの説明をする。半年くらい1日中つけてそのあとは夜間使用、それはできるだけ長くつけたほうが、戻ってがっかりすることを防げると言う。

そして、リテーナー中止の指示はほとんど出さない。それにもかかわらずリテーナーをつけなくなる患者さんはあとを絶たない。

よく患者さんに聞くのは、リテーナー寝る前につけるのをやめたと同時に寝る前の歯磨きもやめたかと。

そうすると、そのほとんどは歯磨き習慣は残っている。

その違いはなんだろうと患者さん何人も聞いてみたことがあった。

多くの人に聞いたが、理由がわからない。

想像するのに、しなかった時のその後の恐ろしさの違いなのかなとも思った。

そのことについては歯磨きはずっと昔から社会的に宣伝、教育されてきた。リテーナーは私が患者さんに説明しただけだからかな。

いずれにしても、このようにリテーナーをつけていなくてもひどい戻りはなく、終了の資料とって終わるのはよいケースと考えられる。

連絡がなくなり、連絡をこちらからとっても来院がなく、期間がたつとカルテを整理していく終わり方のほうがずっと多いように思う。

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