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非抜歯から抜歯へ

今年5月に診断、21歳女性で軽度な叢生で唇は閉じにくいが、口元の突出は少ない。

そこで智歯をを抜歯して、臼歯の遠心移動を行い、非抜歯治療を行う治療方針を立てて、7月末より、矯正治療を開始した。

先日、電話があり「(小臼歯)抜歯に治療方針を変えてくれないか」とのことだった。

そこで、今日、その相談をした。口腔内を診ると左上第2大臼歯は3ミリほど遠心移動していた。

しかし、遠心移動の力をなくせばすぐに戻ることは承知している。だから今までの処置はは抜歯に治療方針を切り替えても心配ないことを伝えた。

このケースは、抜歯したほうが易しい。抜歯すれば、そのスペースを閉鎖するだけで治るだろう。

そんなケースを非抜歯で仕上げようとしていたのだから、特に反対もせずに了解した。

その話の中で抜歯案を考えたのは当院のホームページの「患者さんの声」の症例を見てのことだといったので、ちょっと驚いた。

あのページは初診前の方が矯正治療をするために参考になるようにと載せてあるのだが、当院で治療中の方が見ているとは思わなかった。

その中で記憶はないが「非抜歯は戻りやすい」というようなことが書いたあったらしい。

確かにそう思っているが、今後、書き方には注意しなければならないと思った。

また、「けっこう見られているのだなあ」とも感じた。

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