毎日の診療で気付いたこと

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手術から帰ってきた男性

このところ、顎変形症の手術が多い。今日も31歳の男の人が手術を終えて戻ってきた。

男の人の術後を見るのは久しぶりになる。

口の中を診たら、上下額の手術で術後の咬合はよく安定している。

開咬がひどい状態で手術に送り出したのが、今日は咬合はしっかり安定し、長かった顔もバランスよく整っていた。

そして、手術時間を聞いたら、なんと3時間半と言っていた。

上顎、下顎の手術とオトガイ形成を行って、そんなに短時間でできることに大変驚いた。

以前は下顎だけでそのくらいの時間がかかと聞いていたのに。

また上下顎の両方の手術をすると、この春くらいまで8時間くらいかかるようなことを言っていたと思ったのに・・・。

術式がしっかりとして、熟練してきたということだろうか。

外科は短時間で、すごいことを成し遂げる。

それに比べて私のやっている矯正は長い年月かけてすこしずつ歯列、咬みあわせを変えていく。

どちらも大切でそれが連携しなければ今の顎変形症治療はなりたたない。

それはわかっているのだが、自分には出来ない外科にあこがれてしまう。

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