叢生の改善には歯列弓の拡大か抜歯よる歯列弓の縮小しかない。
抜歯の診断には悩むが、抜歯してしまえば後はスイスイ行くことが多い。
しかし、拡大の方針のを選らんだ場合には悩むことがある。
今日は、14歳女子で2カ月間ポーターで拡大した上顎歯列にマルチブラケットをつけた。
昨日は20歳の女性で4ヶ月側方拡大した後にマルチブラケットをつけた。
当然、まず側方に拡大していくが、それだけでスペースが足りない場合も多い。
そうなると、やむをえない前方に拡大することになる。
そこで口元の出具合が気になることになる。
非抜歯で歯列弓を拡大する場合には、口元が出る可能性があること説明はしてある。
しかしその話の持って行き方や、実際に拡大た後に抜歯するのは難しい。
結局、最後まで非抜歯で仕上げてしまうことが多い。
患者さんからはあまり口元について言われた事は無いが、保定観察で来院時に気になることもある。
抜歯、非抜歯は出来る限り患者さんの意向に従うことが多い。
しかし、迷ってもどちらを選択することになる。
最近の拡大の症例を見ると、抜歯したほうがよかったのかなと思うことがある。