27歳女性患者さんの術後矯正が終わり、今日ブラケットを撤去した。
昨年10月に横浜労災病院口腔外科で顎変形症の手術をしてもらっている。
この患者さんのかみ合わせはとても悪いわけではなく、ほどほどに噛んでいて顎の歪みが主訴だった。
しばらく考えてもらったが、やはり強く手術を希望されて、口腔外科でも了解されたので顎変形症として治療していることを決定した。
経過は順調で、1年にも満たない術前矯正、6カ月余りの術後矯正で今日ブラケットを撤去するに至った。
結果は良好での歪みはなくなり、前歯部、臼歯部ともにしっかり咬合していた。
昨年の秋から冬の頃に手術をしてもらった患者さんの撤去が最近続いている。
いずれも良好に経過していて、本当に手術してもらってよかったと思っている。
この患者さんの相談を初診で受けた頃は、この程度の噛み合わせに手術を併用して良いものかと悩んだ。
しかし結果を見てみると、やはり矯正治療だけではこんなによくならなかっただろうと思う。
だから、患者さんが手術を了解すれば、そのような方法もありかなと今は思っている。