毎日の診療で気付いたこと

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迷っているなら始めた方がいい

昨日と今日で保定診断は4件あっだ。そのうち3件は大人、さらにその大人のうち2件は顎変形症だった。

保定診断の後にはアンケートに答えてもらっている。それをそのまま写真とともに当クリニックホームページの患者さんの声に載せている。

そのため書かれた内容に特に大人の患者さんに注目して読んでみた。

今までにも感じていたことだが、共通のことが2項目あった。

1つは痛みについてだが共通に書かれていることはセパレーターを入れた後だ。

一番痛く感じるのは近頃ではマルチブラケットをつけたときではないようだ。

当クリニックでは大臼歯にバンドを使っているので必ず大人にはマルチブラケット装着前にはセパレーションを行う。

小さなゴムを挟むだけでたいしたことなさそうだがこれが痛いようだ。

近頃ではマルチブラケット装着時に鎮痛剤を出したりする。

しかしセパレーションの時には「噛んだとき軽い痛みがでます」の警告だけではまずいのかも知れない。

やはり矯正治療で経験する初めての痛みに驚くのだろう。ここに鎮痛剤が必要かもしれない。

もう一つの共通点はこれから矯正治療を始めようとする方へのアドバイスだが。

「迷っている期間がおしい、さっさと始めたほうがよい」と言うような言葉だった。

ただこれは終わったから言える言葉で、始める前にはなかなか実感できない言葉なのだろう。

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