毎日の診療で気付いたこと

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6歳から待った顎変形症

17歳男子高校生の顎変形症の検査を行った。この人のカルテの写真は6歳と書いてある。

その時から明らかに顎変形症としての骨格を持っていると診断していた。

その頃にはすでに当院でも顎変形症は保険治療ということが確立していたので、この患者さんにもそれをお勧めし10年以上待つ事をお話しした。

しかし手術に抵抗のあるご両親からはその時期何かできないかと訊ねられた。

そこで気休め的にチンキャップなど作ってみたりしたがそれも長続きはしなかった。

そして待つこと10年、高校入学時に健康保険による顎変形症の検査を行った。

いろいろ相談の上手術が高校卒業後に行うことになった。

そうなると現在高校3年生の夏休みを迎えようとしているこの時期にマルチブラケット装置をつけることになる。

それには動的処置前(またはマルチブラケット装着前)の検査診断を今、行っておかなければならない。

最近そのような検査が多くなってきたので顎機能診断や筋電図検査にもだいぶ慣れてきて、うまくデータが取れるようになった。だから検査時間も短くなってきた。

と言うものの土曜日の混んでいる中での検査はちょっと辛い。前にもブログに書いたような気がするが何とかこういう検査は時間がかかることを理解してもらい空いている時間帯に移ってもらいたいものだ。

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