先日もリンガルアーチで上顎7番の遠心移動のことを書いた。
今日は15歳の女子中学生に2カ月間適用した症例を見た。
ひと目見てずいぶん開いてるなぁと思った。
そこでノギスを持ってきて67番間のスペースを測ってみた。
なんと、その隙間は6.4ミリ。小さな小臼歯が1本入ってしまうほどの隙間だ。
この隙間の全てが7番の遠心移動の距離だとは思わない。
6番は近心傾斜している様子が見られるし、前歯部のオーバージェットも大きくなった。
ここにできた隙間6.4ミリをこれからいかに有効に使うかそれが難しい。
今日はその遠心移動された7番と反対側の7番にバンドをあわせて印象をとった。
それでリンガルアーチを作り6番を指様弾線で遠心に移動する予定だ。