矯正治療にとって金属アレルギーはなかなか厄介な問題だ。
矯正治療の口の中に入る器具は金属でできているものが多い。その多くの物にはニッケルが含まれている。
そして、たいていニッケルに対するアレルギーを持っている方が多い。
前回はステンレスのリンガルアーチ入れて2週間ほどで咽頭部がひどい状態になった。
今回は32歳女性で、同様な装置を入れたのだが、半年ほど特に症状は現れなかった。
そしてアーチワイヤーを入れる段階になって、ホワイトワイヤーにこだわっていた。
そこでロジュームコーティングされたホワイトワイヤーを使った。そこで症状が現れた
そのワイヤーが原因かどうかわからないが、そのワイヤーはやめてステンレスに変えてみた。
そうしたらは症状は軽減したと言っていた。
アレルギーの検査でニッケルが出ているのだから何とかそれを避けて矯正治療続ける方法は無いのだろうか。
前回の時は、始まったばかりだったので装置をはずして矯正治療を諦めてもらった。
しかし今回は治療の真っ只中、しかも抜歯ケースで抜歯スペースはちょうど半分ぐらい移動したところだ。
ここでやめるわけにはいかない。なんとか適切な材料を見つけあまり症状を出さないようにして終わるしかない。
ネット検索したり、材料屋に当たってみたりして何とか対策を考えなければならない。