先日の金属アレルギーの患者さんが今日、症状を訴えて来院した。
唇や首が痒いそうだ。
先日ロジュームコーティングワイヤーから患者さんの希望によりステンレススチールに変えてみた。
しかし1週間もたたないうちに症状が出たようだ。
ステンレスでアレルギー反応を起こすのならばアーチワイヤーだけではなくバンドや口蓋側の0.9ミリ線もすべてステンレス製品だ。
それらをすべて取ってしまおうという案も考えた。しかし、そうすると矯正治療の継続はとても困難になる。
前回の時にもアーチワイヤーにTMAワイヤーを使うことを考えたた。
今回患者さんからもいろいろ調べたようでTMAワイヤーの使用を望まれた。
そこで今回はすべての金属装置全部をはずす事はやめてアーチワイヤーをTMAに変えるだけでアレルギー反応を見ることにした。
これでよければTMAワイヤーは在庫もあるし、いろいろなワイヤーベンディングもでき治療が続けられる。
ほんとに金属アレルギーのある方の矯正治療は手探りで行っていくような感じだ。
何とか矯正治療をうまく終わらせなけらばならない。