当クリニックの保定装置のほとんどはクリアリテーナーです。
クリアリテーナーの紛失はもう珍しいことではないので特別書くことでもない。
しかし、その紛失の原因はともかく、紛失する患者さんは子供だけというわけではない。
今日は5月にマルチブラケットをはずした患者さんからクリアリテーナーをなくしたと電話が入った。
8月に固定式装置を前歯舌側に接着し、拡大してあったのでその保持のため、上顎の口蓋部を残してを作って装着した。
その方の職業は歯科衛生士で、4月より関西方面で働いている。
幸い模型が残っていたため、すぐに作製して夕方の投函した。
その際、今年の1月1日にやはり職業が歯科衛生士のかたのクリアリテーナーを作ったことを思い出した。
歯科衛生士はリテーナーの管理などの意識は高いはずなのに紛失は起こる。
だから、意識の問題ではなく、クリアリテーナー事態に問題があるのだろうと前々から感じている。
それは、あの存在感のなさだろう。口の中で透明でほとんどわからない装置は口の外ではとてもなくしやすいものとなる。
そして、簡単に作って簡単に送ることげできる。これはいいことだろうが、繰り返し起こることもよくあるので、そのことにもつながりかねない。