毎日の診療で気付いたこと

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矯正治療中の外傷

矯正治療中に歯にダメージを受ける外傷をうける事故がたまにある。

今日の急患は今年4月にマルチブラケットをはずした男子高校生だった。

器械体操を行っている時、膝が左上中切歯に強く当たったそうだ。

そしてめり込んだと言っていた。

そうなると心配なのは歯根破折と歯髄壊死だ。

受付に電話連絡が入ったが、当クリニックに来てもらっても、すぐには診断がつかない。

まずは一般歯科に行きx線撮影により歯根破折の有無、歯髄診断による失活か否かを調べる必要がある。

すぐに行ってもらった。その後再度連絡があり当クリニックにも来ることになった。

一般歯科では歯の動揺を確認しただけでx線撮影も歯髄診断もなかったそうだ。

私も診てみたが左上中切歯は多少動揺があるだけで特に問題なさそうだった。

結局、今まで通りクリアリテーナーを保定と安静の意味で使ってもらうことにした。

今日のことはそんな程度で安心した。

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