当クリニックではこの夏からセラミックブラケット+ホワイトワイヤーを応用したマルチブラケット装置を紹介し始めている。
ブラケットの基本はメタルで以前よりあるプラスチックブラケットを前歯部だけにつけるコースもそのままある。
今年初めよりプラスチックブラケットの患者さんの数人がホワイトワイヤーを希望した。
それが特に良いと思ったわけでもないが、ホワイト、目立たないものの需要がある事は感じられた。
一番目立たないリンガルブラケットにも早い段階から興味を持ったが、あの手間と仕上がりからほとんど行わなくなった。
ホワイトワイヤーも30年ほど前から見本には持っている。しかし近年までは各社が積極的に売り出すような事は無かった。
それが各社売り出し始めたため、種類も増えて選択ができるようになった。
セラミックブラケットの値段はとんでもなく高いがそれも各社の競争によりだんだん安くなってきている。
セラミックブラケットの値段だけでなくその質(美しさ)についても争われて来ている。
メタルブラケットや通常の金属ワイヤーに比べかなり高いセラミックブラケットやホワイトワイヤーでの処置を同じ料金というわけにはいかない。
今まで前歯だけプラスチックブラケットを使うのに+3万円だった。
それをセラミック+ホワイトワイヤーでは+8万円とした。
これから、その3コースの割合がどうなるか分からない。
しかし最近セラミックブラケット+ホワイトワイヤー(オールホワイトと名付ける)の注文が増えているような気がする。