初診は7年前、マルチブラケットと治療の終了は4年ほど前、その後リテーナーを装着し観察していた17歳の女子高生が来院した。
前回のカルテを見ると次は終了にすると書いてある。
しかし、今回来院の目的はクリアリテーナーをなくしたから作りたいということであった。
前回クリアリテーナーのチェックをした時には不適合と書いてあるので、あまり使われてない様子だった。
今回、そのような状況の中でどうすることが一番良いのか相談した。
そこで2つの案を提案した。
1つはここで終了する、もう一つの案は上顎のリテーナーも合わないので上下顎ともに作り直す。
でも、作り直すからには今まで使わなかったのを改めてもらわなければ作る意味もない。
相談結果は上下顎のリテーナーを再製作することとなり、すぐに作りセットした。
それで次は1年後とした。結局、終了とはならなかった。
矯正治療の終了の決定は非常に曖昧のものだ。