最近は大人の患者さんが多い。
その患者さんにバンドを装着する前にセパレーションを行う。
通常、第一大臼歯の近遠心エラスティックセパレーターを挿む。
その歯が健全歯であれば、比較的容易に挿めるが、MODインレーが入っていたりするととてもやりにくい。
大人の患者さんはインレーやクラウンが入っていることが多い。
今日セパレーション処置をした患者さんは30歳女性、第一大臼歯にはすべてインレーが入っていた。
上顎の4カ所の挿入だが、一つもすんなりとは入らなかった。
そこで使う手は大きめのバンド押し込んで少し余裕を作る。
それでもだめな場合は昔ながらのやり方ブラスワイヤーを通して捻る。
今日はそれで3ヶ所セパレーターを挿めたが、後の1カ所はブラスワイヤーを入れてねじった。
通常、1~2分程度で終わる処置にだいぶ時間がかかってしまった。