毎日の診療で気付いたこと

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下顎前方回転

現在13歳の男子、骨格的にも歯の数にも問題があり3年ほど前から見ている。

3年前に極端に上下顎のバランスの悪い反対咬合、7歯欠損があり保険診療で検査診断し将来、外科併用の治療になると診て観察していた。

しかし昨年12歳で来院しあまりにも反対咬合でオーバーバイトが大きいため、臼歯部の咬み合わせるとかなり咬合高径が短くなる。

そんな状態をこの時期に改善できないものかと考えた。

そして、なんとか構成咬合が取れるため、被蓋改善を試みた。

なんとか前歯部の被蓋改善はできたものの臼歯部が完全に開いてしまう。

そのため先月に咬合高径を上げるためのSprintを臼歯部に入れた。

そんな入れ歯のようなものを入れて、子供が食事の時に使ってくれるかと心配だった。

その事について今日来院したので尋ねてみた。

その答えは「使っている。使わないとかみにくい。」と言っていた。

とりあえず仮義歯(Sprint)のようなものでバイトを上げたのはよかった。

これから、どのように永久的な補綴を考えるか矯正歯科医の私にとっては難しい。

来週の幸歯会で相談しようと思っている。

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