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アンカースクリューが選択されない

今日は2人の患者さんの治療開始を決定した。

1人は20歳男性、もう1人は18歳女性だった。

当クリニックでは、固定源としてパラタルバーとリンガルアーチを組み合わせたものかアンカースクリューを提案する。

アンカースクリューのメリットはパラタルバーの違和感がないこと、と説明し、パラタルバーとリンガルアーチの組み合わせのほうの利点は外科処置がないこと説明する。

でも、 2人ともアンカースクリューは選ばなかった。
どうやら外科処置に対する抵抗感のようだ。

抜歯と比較しても出血量、浸麻量などを比べても少ないはずなのに。

私はアンカースクリューの植立はもう何例もやって特別抵抗は無い。

しかし、やはり気持ちの中にあまり積極的になれないものがあるのかもしれない。そしてそれが患者さんに伝わるのかもしれない。

アンカースクリューは医療器具としての承認も得られ、利用価値は多くある。
先月の日本臨床矯正歯科医会でも、それに関連するものの知識を積極的に得てきた。

特に口蓋に植立するアンカースクリューで上顎大臼歯の遠心移動を図る事は大変役立ちそうだ。

これからやっていきたい。

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