毎日の診療で気付いたこと

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ブラケット周りの白濁

今日11歳の女子のマルチブラケットを撤去した。

歯列咬合は良好に仕上げることができ、治療期間は1年8ヶ月だったが、上下顎前歯の歯頸部やブラケット周りに白濁を残した。

近頃あまりこのような状態は見なかったので大変残念だった。

治療中にも気がついて何度も指導注意はしたが結果は何カ所も白濁が見られる状態となっていた。

治療中気がつき指導を繰り返しても改善がないときにはブラケットはずすべきだと思う。しかし現実にはできなかった。

その結果がこうなってしまった。

一カ所はもう充填が必要になっていたので、一般歯科医院に依頼した。

他の白濁についてはこれから当クリニックで遅まきながら管理指導していくつもりだ。

昔はもう白濁は治らない、と思っていたが、幸い最近はアパガードリナメルをしっかり使ったりすると目立たない程度には回復するとみている。

開始前のカリエスリスクのチェックや口腔衛生指導が大切な事は分かっている。
そこで、いつまでも改善しない患者さんに治療を始めない決断、はじめてしまっでもブラケットをはずす決断、そういうことが必要だったと思った。

治療について

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