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SARPEを伴う顎変形症

顎変形症の45歳男性の治療方針について横浜労災病院の亀井先生と検討している。

その治療方針の中でSARPE(Surgical Assisted Rapid Palatal Expansion)により、上顎の側方拡大を行う、としている。

3月にもそのような手紙をいただいたが、今日のメールでははっきりとその方針が書かれていて写真まで添付されていた。

子供の上顎の側方拡大にはRapid  Expansionはよく使ってきた。

しかし正中口蓋縫合は15歳くらいで閉じるので、その後は使えない。

しかし外科手術により正中口蓋縫合にメスを入れれば成人でも側方拡大が可能となる。

そうしなければ上下顎の幅径が合わないため、その方法は適当と考えられる。

しかし、手術を2回行わなければならない。

1回目の手術は簡単そうに亀井先生はメールに書いてあったが、インターネットの動画で見るとけっこうの手術のように見える。

以前そのような症例を日本臨床矯正矯正医会の発表で見たことがある。

今回、そういう症例に巡り会ったので積極的に亀井先生と連携を取って良い治療結果に結びつけたいと思う。

治療について

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