毎日の診療で気付いたこと

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オールホワイトの治療が進むと

31歳女性、マルチブラケットによる治療が1年近くたってきた。

オールホワイトということで、セラミックブラケット+ホワイトワイヤーで治療を行ってきた。

近頃、ホワイトワイヤーやそれに付加的に適用するコイルスプリングやフックなどもホワイトのものが普及してきた。コーティングされている分、少し太くしなやかな弾力がないように思われた

しかし、まだ種類や質が不十分で使いにくい状態もはっきりしてきた。

アーチワイヤーの場合、コーティングされてる分どうしても太く感ずるし滑りが悪く感ずる。

アーチワイヤーの長さが短くループを曲げると足りなくなってしまう。

種類も少なく、ヒートアクチべートタイプのワイヤーもなければリバースカーブの入ったチタンワイヤーもない。

それからセンターにマークの入ったているワイヤーも少ないような気がする。
今日は白いコイルスプリングを使ってみた。

コーティングされている分少し太く、しなやかな弾力がないように思われた。

そしてアーチワイヤーに2つ入れたら、その2つが絡み合って取れなくなってしまった。

その使いにくさから、患者さんに「白にこだわらなくていいかな」、と聞いたらばホワイトコーティングされていないものを使うことを納得してくれた。

結局、装置に慣れてしまうと装置をつける前に心配していた事はあまりなくなり、それよりも効率的な治療が進む選択を提案すれば、それを了解してくれることがほとんどだ。

だから金属色物に戻してしまっていいという考えを持っているわけではない。

やはり材料メーカーにはホワイトのもので良い材料を揃えてほしいと思う。

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