今年に入ってから、動的治療終了時にマルチブラケット撤去、資料採得、クリアリテーナー製作の一連の流れの中で固定式リテーナーを上下顎前歯に装着することを実現しようとしていた。
固定式リテーナーにふさわしい材料、接着剤、そして接着方法などを検討していた。
材料、接着剤はよい物が見つかったが、接着方法については直接法で行くか間接法で行うかについていろいろ試してみた。
直接法で舌面につけていく事はブラケットをつけるわけでもないのだがなかなか困難だ。
しかし、何例かやってみた。
できないことはないが、なかなか手間取りイライラしてしまう。
間接法も何度か試してみた。
これまた、うまく接着できなかったり、どの流れの時点で模型作りや接着するかなど模索しているところだった。
今日は、今までの経験から、3顎を間接法で接着してみた。
なんとか3例ともうまくいった。
やはり間接法の方が良さそうだ。
それでも、これもあと少しの工夫が必要となる。
もう少し試行錯誤を繰り返すことになるだろうが間接法で固定式リテーナーをつける流れを確立したい。