毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3529

デュアルバイト

朝一番で14歳女子の再検査を行った。

初診は3年前ですでに永久歯列期になっていたが、まだ体が小さかった。

双子の姉妹の姉だが、妹に比べ、はるかにオーバージェットが大きく厳しい上顎前突だった。

最初の数ヶ月、バイオネーターを使い、上下顎関係の改善に努めた。

しかしバイオネーターへの協力は不十分で思うような結果を得られなかった。

そこで使ってもらいやすいバイトプレートにしてレジン添加を繰り返し、かなり下顎を前方に誘導したつもりだった。

今日の検査で、咬合記録しようとすると、下顎がかなり後退してしまう。

後退した状態で咬みあわせが安定している訳でも無い。

下顎を前に出した状態で咬合は安定している。オーバージェットも小さい。

本当に困ってしまい今日の記録としては、2つとも記録しておいた。

上下顎歯列に叢生はなく、下顎が前方で安定してくれれば非常に良好な咬合となる。

それならば外科治療なのだろうか。それも決断できない。

何か、下顎が前方で安定する良い治療法は無いものか。

これから診断までの間に調べたり、相談したりして、良い案を提案しなければならないと考えてる。

治療について

MENU
PAGE TOP