毎日の診療で気付いたこと

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動的治療後十数年

現在26歳の女性が昨日と今日来院にした。

その女性は平成14年に動的治療終了している。

写真を見てみると、かなり厳しい叢生だった。

通常の抜歯ケースとして治療して、その後も定期的に保定検診に来院していた。

しかし、 3年ほど前から来なくなっていた。

昨日、来院した目的は何かと言うと、 3週間後、アメリカに留学する。

そのため虫歯をチェックしてほしいとのことだった。

虫歯はもちろん調べるが私が興味があるのは矯正治療の安定状態がどうなっているか、ということだった。

最近はリテーナーを使っていなかったといっていたが非常に良く安定していた。

虫歯のほうは特に治療の必要はなさそうだったが上下顎左右側の親知らずが位置や方向が悪く出かかっていた。

今までにそこが腫れたりしたことはなかったようだが、アメリカ留学中何か起こるとすれば智歯周囲炎だろう、と思った。

しかし智歯を抜くとなると結構大変となるかもしれない。だからためらうのも当然だ。
昨日はそんなアドバイスをして終わった。

そうしたら今日、抜歯の依頼書を書いてほしいとの電話があった。

4本とも抜くというので、その依頼書を静岡医療センター宛に書いた。

長い間、矯正治療でおつきあいがあると、矯正治療でなくても相談にくるものかなと思った。

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