毎日の診療で気付いたこと

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SARPE手術後

午後45歳男性が来院された。

その患者さん横浜労災病院にて7月9日にSARPE手術受けて初めて診せてもらうことになる。

その手術は正中口蓋縫合を外科的に切断し、expansion screwで急速に拡大するやり方である。

当クリニックでは、そのやり方は初めてだが、その手術で上顎を先に拡大しておかないと、その後の上下顎の手術がうまくいかない。

だがその1回目の手術でも1週間の入院が必要だった。

患者さんに聞いたら、 2時間程度の手術だったという。

そして昨日からスクリューを拡大し始めたということだ。

そのスクリューは当クリニックで製作し、手術前に患者さんに預けたものだ。

これから7月31日まで毎日朝夕2回ずつ拡大し、かなり上顎が広がることになる。

それから2 、 3ヶ月保定して、そこから顎変形症の術前矯正が始まる。

患者さんにとってなかなか大変だと思う。

拡大していると、日に日に咬合が変わりどのように適応していくのだろうか。

この手術に関しては口腔外科の主導で、それに従って様子を見ている。

これからはこのようなやり方での顎変形症手術が、きっと多く出てくると思う。

それに備えてこのやり方をしっかり理解していかなければならないと思っている。

治療について

 

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