毎日の診療で気付いたこと

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初診は11年前

唇顎口蓋裂で11年以上診てきた患者さんが今日、動的治療を終え保定開始となった。

初診は7歳11ヶ月伊豆半島の先の方から通っている。

今まで、月一回通った時期もあれば、半年に1回位になったこともあるが、継続的に通院してきた。

昨年末には顎変形症としての上下顎離断の手術も受けた。

いよいよ装置を撤去するのだが、小学校低学年だった子供も現在は神奈川県で就職している。

そこで、なかなか来てもらえる日が見つからなかった。

今日の予定だったが、それがキャンセルされ、また来院可能だということになったが、そこにはすでに他の人が入っている。

けれども、今日を逃すとまた当分装置撤去することはできない。

そこで無理して予約を取った。

装置をはずす時に、最近は必ず上下顎前歯に固定式保定装置を貼り付けている。

それに時間をとられるので、とても午前中ではできないと見て、午後まで予定することとなった。

実際に舌側に固定式リテーナーをつけ始めると、今日は実にスムーズに上下顎とも装着することができた。

2 、 3ヶ月前、それをつけるのに本当に苦労して首が痛くなった事が、頻繁にあった。

それが今は案外すいすいとつけていける。やはり技術的な事は慣れ当工夫だろうなぁと常々思う。

矯正治療は実に長い、これからもこの患者さんは保定で何年か診ていくことになるだろう。

常に技術を磨きながら対応していかなければならない。

治療について

 

 

 

 

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