マルチブラケット治療を開始して2年9ヶ月ほどの37歳女性が来院した。
当クリニックでは、初診時に2年以内の治療を目指しますといっている。
そうなるとこの患者さんが9ヶ月ほど過ぎている。
もちろん、すべての患者さんが2年以内に仕上がってるとは言えない。
しかし2年を超える患者さんは少ないし、開業してから3年を超えた患者さんは5本指で数えられるくらいという言い方をしている。
それなのにこの患者さんについては3年が近づいている。
通常、治療期間が2年を超える時点で患者さんと相談する。
残りの仕上げの見込みと治療期間に対しての患者さんの気持ちを聞いてみる。
通常、半年程度は容認され、それ以内で仕上げていることが多い。
このケースは智歯まで装置をつけてなかなか大変だった。
でもなんとか2年半を過ぎるくらいから終了の見通しがついてきた。
だが、細かいことを言っていると3年だって過ぎてしまう。
今日は患者さんから、治療期間の相談があったので、その話し合いの結果で、 3年までにできるだけのことをやって細かいところが残っても装置をはずすいうことになった。
治療に妥協はしたくないが、治療期間も仕上がりの良さと同様に大事なことだと思う。