毎日の診療で気付いたこと

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SARPE手術その後

7月にSHARP(外科的に上顎正中口蓋を切断してスクリューで急速拡大するやり方)を受けた患者さんが来院にした。

先月、上顎にマルチブラケットを装着し、今日は、下顎にマルチブラケットを装着した。

初診時模型と比較すると、上顎は十分に側方拡大され、両側臼歯部の交叉咬合はなくなっている。

前歯部の被蓋関係も顔の左の歪みも少し良くなり、良い方向に向かっていくことが予測できる。

しかし、咬合は最後臼歯と左犬歯部がわずかにしか当たっていない。

それを見て、食事にお困りでしょうと言ってしまった。

通常の矯正治療でも歯を動かす際には一時的には噛めない状態を作っていると思う。

しかし今日の場合は極端に噛めなく見えた。

この先に矯正治療と外科治療の併用でうまくかめるように仕上げることができると思う。

しかし、それまでの間はかなり不都合な状態だろう。

なんとか柔らかいものなどを食べて過ごしてくれているようだが早く噛める状態を作り上げなければならない。

治療について

 

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