ブラックトライアングルは矯正治療の結果できてくることが往々にしてある。
特に大人の患者はどうしても歯肉短縮を伴い生じてしまう。
その後に、なかなか回復が困難なことで矯正治療の結果としてやむを得ないこととされている。
そのため初診相談で説明の時に大人の患者さんには必ず写真を見せて説明しておく。
それが出来やすい人は年齢が高いこと、叢生がきついこと、歯の形が三角っぽい人などの条件を挙げておく。
今日は34歳の女性を治療してその話題となった。
その方は2年近く治療しそろそろ終了を決定する時期であった。
ここ数ヶ月、ブラックトライアングルのことも相談があった。
姑息的な手段だが隣接面のコンタクト少し削り、歯をよせるとある程度改善する。
そんなことを2、3度やって上顎正中は改善した。
今日はその隣を希望していた。
そろそろはずしたりところなので、どこまでやるか、という相談になる。
今日はそれに応じてブラックトライアングル改善の処置はしたが、近くはずした方が良いのではないかなぁと考えている。