今日も午前中23歳女性のマルチブラケット撤去が予定されていた。
この患者さんは上顎前突傾向で、叢生も強かったため、叢生は改善されても、オーバージェットが残っていた。
そこで大臼歯の遠心移動を行ったり、ゴムを使用したり、なんとか先月には良好な状態を得て装置を撤去することを決定した。
ゴムを長期間使用しているとそれが安定した状態なのか、見せかけの状態なのか、見極めることが大事になってくる。
先月、安定した状態とみて今日の装置撤去を決めたのだが、今日、患者さんからオーバージェットが大きい事の指摘を受けた。
昨日と同様、装置撤去かどうか考えることになってしまった。
しかし、今日の場合は、患者さんからの指摘があり、その事を気にされている事がわかる。
そこで、今日は装置を撤去することを諦めて治療の継続をすることを提案した。
それを承諾しているいただき、今日は上下顎アーチワイヤーを交換したり、新たにゴムかける場所を指示したりした。
装置撤去までには、あと2 、 3ヶ月延びることになるだろう。
しかし矯正の施術料(当クリニックの料金は、治療期間が反映する)は今日を撤去日とみなして、それ以上増えないこととした。