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混合歯列期の被蓋改善

今年の夏休みに8歳の反対咬合の男の子を引き受けることになった。

その子の住まいは首都圏だが、そのおばあちゃんが沼津に住んでいて日頃かかっている一般歯科の先生にその子の相談に行った。

その先生から私を紹介していただき来院された。

その子は1年以上、上顎にプレートを入れていたが改善しないという。

下顎前歯は極度に唇側傾斜し歯肉が退縮していた。

その被蓋改善は簡単にできると伝えたが、お住まいが遠くなので混合歯列期の治療を引き受けることに抵抗があった。

だが、その時装着されているプレートでは被蓋改善の見込みがないため被蓋改善のみをお引き受けすることにした。

月一回の通院で、 3カ月から6ヶ月ぐらいの見通しを話した。

9月に装置装着して、今日で3回目、被蓋は改善していた。

一応目的は果たしたが、もう少し配列した方が良いので、と数回来てもらうことにした。

紹介してくれた一般歯科医にもそこに通っていたおばちゃんにも相談に来たご両親に対しても短期間で目標を達成できてよかったと思っている。

何よりも、その子の口の中の環境が整い、早く装置が外せる見込みがついたことが嬉しい。

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