
患者さんの歯形を印象採得し、それに合わせてアーチワイヤーを曲げるというやり方は昔から知っている。
しかし、それほど忙しくない場合は、患者さんの口にワイヤーを当てて曲げるところに印をつけて直接曲げてしまった方が早くて材料も手間もかからない。
しかし最近忙しくなり、患者さんの横でワイヤーを曲げている時間が診療の停滞につながるように感じてきた。
そこで昔行っていた間接法でのワイヤ曲げを再開しようと、 1週間前くらいに材料を揃えた。
しかし頭の中ではやろうやろうと思っても、実際にやろうとすると既にワイヤーをはずして曲げ始めていることが多かった。
そんなわけで、なかなか実行できなかった。
今日が今年の最後の診療となり、今日実行したいと考えていた。
午前にも適切な患者さんはいたが、実際に行ったのは午後に入り、2ケースだった。
実際にやってみると容易に良いアーチワイヤー曲げられてよかった。
今日は患者さんの横で口の中から取り出した型に合せてワイヤー曲げを行った。
しかし、これが患者さんのいない時間帯に曲げて用意しておいたらば、ずいぶんチェアータイムを少なくすることができるだろう。
来年はこの方法どのような治療の流れに組み込むか、それによってどのくらい能率上げられるかが課題だと考えている。