毎日の診療で気付いたこと

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保定期間

マルチブラケット装置撤去が近づいている24歳女性に保定期間について問われた。

初診時には動的治療期間、およそ2年、それ以上の留めて(保定)おきたいですねと言うような言い方をする。

そんな言い方をしているもののはっきりとは分からない。

矯正歯科界でもおよその年限は言えても、はっきりした数値はないように思う。

今は来院してくれれば、2年は観察を続けるし、その後も3年4年ぐらいは当然と思って観察をしている。

しかしその期間が過ぎた時、以前は際限なく患者さんが来てくれる限り1年単位のリコールを続けていた。

しかし、最近では4年くらいをめどに終了を決めている。

だが「終了」はリコールをしないというだけでリテーナーの中止を決めることはめったにない。

リテーナーは自主管理してくださいというような言い方で曖昧な終わり方をする。

昔はそんなことが非常に気になったが、今は管理にも限度があり、人の体を扱っているので、常に同じという事は無いと考えるようになった。

歯列咬合が崩れるのはの矯正治療の戻りなのか、新たなる変化なのか、それさえもはっきりわからない。

いつまでも矯正力で作り上げた形態が絶対に安定する等など言いきれないのではないのか。

そんなことから程良い期間で終わるのは適当なことと考えるようにもなった。

治療について

 

 

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