毎日の診療で気付いたこと

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抜歯、非抜歯の選択

午前1件、午後1件、矯正治療の抜歯についての相談があった。

午前の1件は初診での相談で7年前に非抜歯で静岡市よりさらに西の市で矯正治療を行っている。

歯列咬合は問題なく、良好に安定している。

患者さんの主訴は口元が出ていることに加えてガミースマイルであった。

これについては矯正治療の為の抜歯を行って再治療行えば患者さんの希望をかなえる事は可能だろうと診た。

しかし、そのように説明しても、歯列咬合だけ見ればしっかり並んでいるものを崩して並べ治すのに抵抗がないわけでもない。

このことを説明したら、患者さんは抜歯について了解し、前の治療の際抜歯の提案がなかったり、現在の口元を治療の対象と考えていないことで当クリニックへ相談にきたという。

午後の1件は当クリニックで診断し、抜歯の依頼書を書き、その結果を待ち治療を開始しようとしていた患者さんからの相談だった。

診断の時に抜歯についての説明、相談した上でのことだったが、やはり抜歯直前に迷いが出たのだろう。

それについては患者さんに「抜歯前に相談にきてよかったね」と伝えた。

患者さんは当クリニックで非抜歯の治療を望んでいたようだが、それについてはお断りした。

以前、他の矯正歯科医院で非抜歯の治療も提案されているようなので、「是非そちらで再度相談してください」という事になった。

当クリニックではできなかったが、患者さんの望む非抜歯により結果が満足される状態の矯正治療が行われることを願っている。

治療について

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