毎日の診療で気付いたこと

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手術に送り出した

初診時7歳、現在19歳の男子大学生が来院にした。

今日の処置は外科前のフック付けだ。

やっとここまできたという感じがする。

というのは、 7歳で反対咬合で相談にきた。

当時はチンキャップなど使い発育のコントロールをするのが今ほど少なくはなかった。

しかし、 7歳の子供の顔つきを見ただけ、これは外科手術が必要だなと感じ、積極的な治療は提案しなかった。

それでも外科手術を避けたいご両親の希望でそれらしいことも少しやったが、気休め程度だった。

また右上側切歯が90度回転してはえてきたときには、その時点での治療をした方が良いことは分かっている。

だが顎変形症として、術前矯正をすればその部分も保険治療で治せる事も分かっている。

だから、それも、術前矯正の時期まで治療を待っていた。

術前矯正は順調に進み高校卒業時の施術を予定していた。

しかし、進学先の都合で、それが延び、結局この春休みに手術することになった。

長い道のりだったが、やっと今日、外科用フックをつけ手術に送り出すことができた。

この上は良い手術結果で術前矯正が簡単に終わってくれることを願っている。

1ヶ月の戻ってくるのが楽しみだ。

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