昨日、新横浜のホテルアソシアの会議室で湘南矯正歯科研究会の例会が開かれた。
いつものメンバー9人が集まって、それぞれが症例を持ち寄って発表した。
私は外科併用症例を3例持っていった。
一昨年あたりから、当クリニックでも外科を併用する矯正治療が多くなってきている。
そのケースの中に外科併用が、本当にふさわしいかどうか気になっているケースもあった。
そんなケースを持っていって発表した。
2例は終了して患者さんが満足している。
91例は1年以上検討し、その結果、外科併用としての術前矯正が始まろうとしている。
まず初診時の歯列模型だけ提示してどのように治療するか見てもらった。
とてもその模型からだけでは外科併用とは思えない。
しかし、顔貌を見ると外科併用も考えられるケースとなる。
現在は外科併用となる絶対的な診断基準がない。
そうなると、患者さんと矯正歯科医と口腔外科医の3者が外科併用と決めればその方向で進むことになる。
患者さんの相談の窓口は矯正歯科医になることが多い。
その時にどのような話をして外科にするか、しないか大事な事になってくる。
資料の分析結果だけで決定できないことは分かっているが、何か基準になるようなものも欲しいなと思う。
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