前回アンカースクリューを植立し、パワーチェーンで犬歯を遠心移動している18歳の女性の患者さんが来院した。
問題なければパワーチエーンを交換するだけだが、まずアンカースクリューの植立状態を確認した。
少し緩んでいる。
ちょっと揺らしてみるが痛がらない。
通常ならそのまま様子を見るかて、諦めて逆回しして抜いてしまうか、どちらかだが、痛がらないので正回転をして揺れが止まらないかと考えた。
そして、患者さんの反応を確認しながら回していった。
3 、 4 周回したところでしっかりと固定された。
そこで犬歯との間でパワーチエーン引いて今日の処置を終わった。
今までにアンカースクリューはかなり数多く植立している。
そのうち、何例かは緩んでしまったことも経験している。
しかしそれを今日のように再度締め直した例は初めてだった。
次回、ゆるんでいなければこのやり方も良いなと思っている。