毎日の診療で気付いたこと

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娘を連れて相談

今日の矯正相談は8才の女の子、それだけでは特に話題にならないが、その子を連れてきた母親が、当クリニックで過去に治療している。

その母親は1998年、 24歳で、初診と書かれていた。

抜歯によるマルチブラケット治療を終了している。

現在は東京に住んでいて、この夏休みに実家に戻ってきたときに子供の矯正相談したいと以前電話があった。

多分、当クリニックで治療することにはならないことを承知の上で相談に応じた。

相談する前に口腔内写真撮ながら見てみると、かなりオーバージェットの大きい上顎前突、加えて過蓋咬合が見られる。

私は一般的にはこのような年齢の混合歯列期の時期にはあまり治療開始したくない方だ。

しかし、この状態を見ると、この上顎前突を永久歯列に変わるまでにある程度改善しておく事が、その先の治療にメリットがあるだろうと感じた。

ただ、私が治療することにはならないだろうから、あまりはっきりとしたことを言ってしまって治療に対して不信感を持たれても困る。

だから矯正治療には色々考え方があるが、私の考えは…ということで説明しておいた。

そして当然、矯正歯科医の紹介ということになる。

そこで所属する日本矯正歯科医会の名簿を取り出し、お住まいの江戸川区の診療所探した。

そこは偶然、そのお母さんの矯正治療を私のところへ紹介してくれた近所の歯科医院の大学の同級生だと言うことが後で分かった。

まあ長いこと矯正歯科をやっているといろんな縁があるものだなと感じた初診であった。

私もその矯正歯科医は会合でよく合顔見知りなので、きっとうまく治療してくれるものと期待している。

矯正相談

 

 

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