夏休みに上顎犬歯と第一小臼歯の移転がある13歳の男の子の診断を行った。
この時のパノラマレントゲン写真で上顎右側小臼歯の歯根がとても短く写っていた。
これでは通常なら1小臼歯を抜くのに第二小臼歯を抜かなければならない。
そうすると、とても難しい治療方法になる。
それでも、それを患者さんに治療方法として提示した。
しかし、さらにいろいろ相談してみますと言って、実際の治療開始は保留にしておいた。
そこで夏休み中に静岡の府川先生にに相談したが治療方針は私と変わらず矯正歯科医が考える事は同じだった。
そして難しいテクニックの細かい点について教えてくださった。
しかし、一般歯科医の意見も聞きたくて今日の幸歯会まで伸ばしてきた。
そこでレントゲンを見てもらうと短いと思っていた第二小臼歯の歯根が普通の長さがあるという。ちょっと見えづらいだけだ、と2人の歯科いう。
これが本当なら、治療は非常に楽になり 、今まで第二小臼歯を抜歯しないで良かったことになる。
しかし、まだわからない。でも、そういう意見があったとすればデンタルX写真や必要ならCTを撮って検査すると、よりはっきりしてくるだろう。
40年も矯正に携わっているからと、変に自信を持たずにいろんな人の意見を聞いてみるものだと思った。
治療について