毎日の診療で気付いたこと

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姉妹は似ている

今日11歳の女の子の診断を行った。

今年の7月にその姉の動的矯正治療を終わっている。

診断のために姉の模型を持ち出してきて比較してみた。

歯の大きさや歯列の形態、前歯唇側傾斜と本当にそっくりだ。

どちらも上顎前突だが姉の方は非抜歯で治療を行った。

その理由は、上顎中切歯歯根が短かったことがある。

非抜歯だから、治療過程で何度も口元の出ている感じについてたずねて了解を得ながら終了した。

だから、その妹も非抜歯を望むのかと気になっていた。

しかし、やはり抜歯の方が良い口元を作り上げることができると考えていた。

その考えで診断に臨んだが非抜歯への要望はそれほどなかった。

抜歯した方が、口元がきれいになるのならそれを望むとの答えだった。

臨床では同じ人に違った処置を施すことはできない。

だから今回、似たような症例に抜歯非抜歯と違った治療方針の適用ができる。

治療後の口元の変化にどれだけ差が出るのか興味深い。

治療について

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