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矯正での抜歯を理解される

今日は診断が2件、2人とも女性で17歳と21歳だった。

どちらも上顎前突傾向でも口元が極端に出ている訳では無い。

E_ラインを引いてみると、唇はほとんどその中に収まる。

1つのケースは上下顎を側方拡大すれば、もう一つのケースは上顎をアンカースクリューを固定源にに遠心移動すれば非抜歯も可能とみた。

そこで診断の時の説明書には2ケースとも上顎の左右44抜歯、下顎の左右55抜歯と書き、備考欄に非抜歯も検討しましょうと書いた。

特に、 17歳のケースは以前、別の歯科医院で混合歯列期の治療を行っていたが、永久歯での仕上げで抜歯が嫌で今まで延ばしてきたという。

だからこそ非抜歯案も出したのだが… 。

ちゃんと抜歯非抜歯を説明し、その利点、欠点を説明すれば患者さんは分かってくれる、と思った。

私も昔は非抜歯にこだわった時期もあったが、やはりそれには限界があり矯正治療に抜歯は必要なことだと今は考えている。

今日の2つの診断を経験して矯正治療に必要な抜歯が理解されてきたと感じた。

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