午後の最初は24才男性の顎変形症の手術を5月1日に控えていて、その準備のフック付けを行った。
この処置だけなら、最近は顎変形症の患者さんが多いので特別な行為では無い。
しかし、今日の処置はいつもの横浜の病院ではなく、地元の静岡医療センターで手術をやってもらう初めての患者さんだ。
今までと違い、サージカルプレートを用意しなければならない。
横浜の二つの病院はこちらで用意しなくても手術をしてもらえた。
今回はサージカルプレートが必要だ。しかしその作り方もわからなかった。
そんな状態では連携医療機関としてやっていけない。
そこで執刀してくれる東海大学の太田教授のいる相模原の付属まで3月に勉強に出かけている。
そこでは矯正専門開業しているが東海大学口腔外科にも所属する新倉先生にも教えていただいた。
さらに一般歯科医との勉強会(幸歯会)でそのための咬合器の使い方など教わり、やっと今日のサージカルプレート試適までこぎ着けた。
それらの知識、技術からできたサージカルプレートはなかなか良いものと思えた。
それを持って入院していただいた。
手術時に当クリニックで作ったサージカルプレートが役立ち手術がうまくできることを願っている。
さらに手術が終わり数週間後に術後矯正で来院するだろう。
きっと良い咬合で術後矯正が始められるだろう。