今日の夕方には13歳(中2)の男の子と女の子9のマルチブラケット治療:を行った。
いずれも上顎前突だったが、女の子の方が軽度で非抜歯治療で行った。
最初にポーターで拡大し、その後、マルチブラケットで合計1年近く治療してきた。
今日診た様子では、ほぼ終了に近い状態に仕上がっていた。もう少し精密に咬ませれば終わりだ。
もう一人の男の子はとてもひどい上顎前突、加えて、叢生もかなりのものだった。
顔貌も、下顎が後退し口唇閉鎖も非常に厳しいものだった。
当然、抜歯ケースになったわけだが、歯はスイスイ動き1年4ヶ月の今日には咬合も良好になっている。
どちらのケースもあと2ヶ月もすればマルチブラケットが撤去できるだろう。
近頃、大人の治療が多くなり、治療が2年を超えることも時々ある。
今日のようなケースを経験すると、やはりふさわしい年齢はある。
「歯並びはいつでも治せます」を強調するより、「適切な年齢で治してください」と言った方が良い。
初診で説明するが、大人の矯正治療は子供の比べて不利と言うことをはっきり理解した上で初めてほしい。