毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3526

アンカースクリューが固定できない

24歳女性のマルチブラケットの治療を行った。

その患者さんは2か月ほど前に上顎左右第2小臼歯と第一大臼歯間アンカースクリューを植立した。

そして、それよりパワーチェーンにて犬歯の遠心移動を行っていた。

先月、左のアンカースクリューが動揺していたので撤去した。

しかし、それでは固定源がないため、今日、再度植立を試みた。

そのようなことが書いてある本によれば、2ミリほど離して、植立すればよいとある。

今日はそのように行ってみた。途中、レントゲンを撮影したが、程よい位置になっている。

しかし、スクリューが食い込んでいって安定しているように感じられない。

そのため、少し位置を変えたり、長いスクリューを使ったりしてもしっかり固定された感じではない。

ついにあきらめて、固定源をリンガルアーチにことること換えることにして印象採得した。

このように、右は安定していても左は安定しない。きっと左の骨の状態がアンカースクリューにふさわしくないのだろう。

患者さんには予定通りのことができず申し訳なかったが、こういうこともあるのかと良い経験をさせてもらった。

治療について

MENU
PAGE TOP